不登校③:「不登校」への対処
不登校状態を克服するためには、前回説明したように、正しい見立てと正しい早期対応が必要です。
例えば、何らかの不安を感じる要因がある場合、「じっと待つ」という対応は、時間が経てば経つほど不安を感じる要因が漠然としてしまい、対処が難しくなる場合があります。早期の対応により、不安を感じる要因を見つけることができれば、具体的な対処方法が見つかる可能性が高くなります。
不登校の状態により有効な専門家や対処方法は異なります。
例えば
・友人関係、教師との関係、学習のつまずきなどが原因の場合
担任やスクールカウンセラーなど学校現場にいる人を活用することが第一選択肢だと思います。現場に近ければ近いほど、具体的な対処方法を発見しやすくなります。
・何らかの軽度発達障害が遠因にある場合
児童精神科などの専門の診療科を受診する必要があります。しかし、専門の診療科は学校から見ると外部機関であるため、連携がスムーズに行かないことがあります。専門科から得た知見をどううまく学校に伝える、どう協力を引き出すかということが大切で工夫が必要になります。
・不安感や緊張感や恐怖感などが強くなっている場合
なるべく早く、不安・緊張・恐怖の要因を明らかにすべきです。カウンセラーで対処可能だと思いますが、どの様な考え方のカウンセラーなのかを吟味する必要があります。
このような状態の場合、「じっと待つ」という対応は、先に述べたように不適切な対応です。
状態によっては、医学的対処の方が有効な場合もあります。
以上、一例ですが、状況により、適切な対処方法が異なります。
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